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  お預かりしたレギュレータセットの初期状態をチェックします。
中圧の設定、フリーフロー、その他を最初に確認します。
オーバーホールは点検だけでなく、分解、洗浄、グリスアップ、組み立て、最終調整を行うものです。
 

  器材を分解していきますが…
これは洗浄前のヨークスクリューです。
1年間の使用でこのように緑青(緑色のサビ、毒性あり)ができます。
1stステージ内部にもこのように緑青が出ていることも多いのです。
使用回数に限らず、毎年オーバーホールは行いましょう。
一度でも使用していると、そのままの状態でも緑青は普通のサビと同様にメッキを侵していくのでこまめなお手入れが必要です。
 
    1st、2ndステージを分解しました。
ちなみにこのレギュレータは一年に一度必ずオーバーホールを行っている方のものです。
使用3年。
このレギュレータはパーツが少ない部類のものになっています。
 

  機構自体はどこも同じようなもの。
ただこの2nd内部のパーツは腐食の度合いが酷いようです。
しっかりオーバーホールしていても、知らないうちにこんなことになっています。
せめて自分の事ぐらい、自分の器材くらい大切にしませんか?
あなたはこの器材に命を預けられますか?
そして皆さんは、ココから出てくるエアーを吸っている訳で・・・。

※この画像の器材は、購入後5年で毎年オーバーホールをしている方のものです。

 
    これは残圧計のジョイント部とセカンドステージとホースのジョイント部です。
思わぬ時、場所で継ぎ目からエアーが漏れる・・・。どこかでよく聞くようなお話です。
ホースと各部との接続部はこんな状況になっているんです。
緑色の緑青がでているのが判るでしょうか?
このような状況からOリングの劣化も促進してしまいます。
小さな部品一つ一つがとても重要です。
 

  専用の超音波洗浄器と専用の洗浄液を使用し、緑青、古いグリス他異物を取り除きます。
汚れのひどいものは最初に真鍮ブラシで落としてから洗浄します。
汚れの具合により10〜20分くらい行います。

※洗浄には人体に無害のクエン酸水溶液を使用しておりますので安心です。
 

  超音波洗浄器での洗浄後、真水の流水でもう一度洗浄し洗浄液を除去します。
この時に汚れがとれていない場合には、そのパーツだけをもう一度超音波洗浄器で洗浄します。
とくに内部のパーツはしっかり確認します。
 
    「器材分解」にて紹介したヨークスクリューです。
比べて見てください。こんなにも違うのです。
これまでの過程でまだ緑青などがこびりついている場合にはルーター等を使って取り除きます。
このあとメーカー指定の交換パーツや傷んだパーツを交換し、グリスアップ後組み立てていきます。

※各部締め付けには、トルクレンチ(トルクドライバー)を使用し管理しております。
 

  組み立てが終わったら、中圧等の最終調整を行います。
基本的にはメーカーの基準に合わせて設定しますが、お好みに合わせて微調整可能です。
セカンドステージも同様です。
この時に残圧計の誤差が規定内であるかも一緒に確認します。
 
大まかな流れをご紹介しました。いかがでしょうか?
ここでは1stと2ndを主に紹介しましたが、同時にオクトパス、インフレータ、残圧計のジョイント部も行っています。
オーバーホール時にはレギュレータシステムは一緒にお出しください。

ダイビングの器材は耐腐食性の素材が使用されていますが、普段のお手入れがとても重要です。
ダイビングの後はしっかりと真水やぬるま湯で内部に異物や水が浸入しないようにお手入れを行ってください。
日頃しっかりメンテナンスすることにより、長い間性能を損なわず使用することができます。

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